続 手紙ぞく てがみ10 坂本乙女あてか(推定、慶応二年夏頃)10 さかもとおとめあてか(すいてい、けいおうにねんなつごろ)
私事ハ初より少々論がことなり候故、相かハらず自身の見込所を致し候所、皆どふ致し候ても事ができぬゆへ、初に私しおわるくいゝ、私しお死なそふとばかり致し候ものも、此頃ハ皆〻何となく恋したいてそふだん致し候よふニ相成、実にうれ敷存候。 私ハ近日お …
題名が同じ作品