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薄萌黄
ふりがな文庫
“薄萌黄”の読み方と例文
読み方
割合
うすもえぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすもえぎ
(逆引き)
五つ
衣
(
ぎぬ
)
の
上衣
(
うわぎ
)
は
青海波
(
せいがいは
)
に色鳥の美しい
彩色
(
つくりえ
)
を置いたのを着て、又その上には
薄萌黄
(
うすもえぎ
)
地に
濃緑
(
こみどり
)
の玉藻をぬい出した
唐衣
(
からごろも
)
をかさねていた。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
馬の
沓形
(
くつがた
)
の畠やや
中窪
(
なかくぼ
)
なのが一面、青麦に菜を添え、紫雲英を
畔
(
くろ
)
に敷いている。……真向うは、この辺一帯に赤土山の
兀
(
は
)
げた中に、ひとり
薄萌黄
(
うすもえぎ
)
に包まれた、土佐絵に似た峰である。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
陸奥
(
みちのく
)
の
信夫摺
(
しのぶず
)
りのような模様を白く染め出した
薄萌黄
(
うすもえぎ
)
地の小振袖を着て、やはり素足に藁草履をはいていたというだけを、
記
(
しる
)
すにとどめて置きたい。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
薄萌黄(うすもえぎ)の例文をもっと
(4作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
萌
漢検準1級
部首:⾋
11画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
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泉鏡花
岡本綺堂