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うすもえぎ
語句 | 割合 |
薄萌黄 | 57.1% |
薄萠黄 | 28.6% |
薄萌葱 | 14.3% |
馬の
沓形の畠やや
中窪なのが一面、青麦に菜を添え、紫雲英を
畔に敷いている。……真向うは、この辺一帯に赤土山の
兀げた中に、ひとり
薄萌黄に包まれた、土佐絵に似た峰である。
で、一
向に
涼しさなんぞ
寄せつけない。……たゞ
桟橋から、
水際から、すぐ
手で
掬へる
小瑕の
事。……はじめ、
羽の
薄い
薄萠黄の
蝉が一
疋、
波の
上に
浮いて、
動いてゐた。
薄萌葱の窓掛を、
件の
長椅子と雨戸の
間へ
引掛けて、幕が明いたように、絞った
裙が
靡いている。