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薄萠黄
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うすもえぎ
ふりがな文庫
“
薄萠黄
(
うすもえぎ
)” の例文
シイトの
薄萠黄
(
うすもえぎ
)
の——
最
(
もつと
)
も
古
(
ふる
)
ぼけては
居
(
ゐ
)
たが——
天鵝絨
(
びらうど
)
の
劃
(
しきり
)
を、コチンと
窓
(
まど
)
へ
上
(
あ
)
げると、
紳士
(
しんし
)
の
作法
(
さはふ
)
にありなしは
別問題
(
べつもんだい
)
だが、いゝ
頃合
(
ころあひ
)
の
枕
(
まくら
)
に
成
(
な
)
る。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
で、一
向
(
かう
)
に
涼
(
すゞ
)
しさなんぞ
寄
(
よ
)
せつけない。……たゞ
桟橋
(
さんばし
)
から、
水際
(
みづぎは
)
から、すぐ
手
(
て
)
で
掬
(
すく
)
へる
小瑕
(
こゑび
)
の
事
(
こと
)
。……はじめ、
羽
(
はね
)
の
薄
(
うす
)
い
薄萠黄
(
うすもえぎ
)
の
蝉
(
せみ
)
が一
疋
(
ぴき
)
、
波
(
なみ
)
の
上
(
うへ
)
に
浮
(
う
)
いて、
動
(
うご
)
いてゐた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
萠
漢検準1級
部首:⾋
11画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷