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『雪のシベリア』
ふりがな文庫
『
雪のシベリア
(
ゆきのシベリア
)
』
内地へ帰還する同年兵達を見送って、停車場から帰って来ると、二人は兵舎の寝台に横たわって、久しくものを言わずに溜息をついていた。これからなお一年間辛抱しなければ内地へ帰れないのだ。 二人は、過ぎて来たシベリヤの一年が、如何に退屈で長かったかを …
著者
黒島伝治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
1927(昭和2)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
微笑
(
ほゝえ
)
萌
(
めば
)
大
(
たい
)
俺
(
お
)
免
(
まぬが
)
埋
(
うも
)
了
(
お
)
眼
(
ま
)
凍
(
こお
)
来
(
こ
)
印
(
しる
)
掌
(
て
)
鵞
(
がちょう
)
路傍
(
ろぼう
)
暇
(
ひま
)
彼方
(
あちら
)
嚊
(
かゝあ
)
轟然
(
ごうぜん
)
背嚢
(
はいのう
)
臓腑
(
ぞうふ
)
草叢
(
くさむら
)
荷
(
にな
)
俺
(
おれ
)
衛戍
(
えいじゅ
)
襦袢
(
じゅばん
)
覚
(
さと
)
親爺
(
おやじ
)
記
(
しる
)
他人
(
ひと
)
癪
(
しゃく
)
開
(
あ
)
頻
(
しき
)
風邪
(
かぜ
)
駐屯
(
ちゅうとん
)
驚愕
(
きょうがく
)
髭
(
ひげ
)
鬱憤
(
うっぷん
)
他
(
ほか
)
鶩
(
あひる
)
怺
(
こら
)
堆
(
うずたか
)
家
(
うち
)
容喙
(
ようかい
)
居
(
お
)
引金
(
ひきがね
)
弾丸
(
たま
)
嘴
(
くちばし
)
徘徊
(
はいかい
)
吼
(
ほ
)
性悪
(
しょうわる
)
傍
(
そば
)
慌
(
あわ
)
丁度
(
ちょうど
)
方
(
かた
)
厄介
(
やっかい
)
半町
(
はんちょう
)
橇
(
そり
)
此際
(
このさい
)
溜息
(
ためいき
)
焚
(
た
)
執拗
(
しつよう
)