“衛戍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいじゅ90.9%
ゑいじゆ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(火)福岡の衛戍えいじゅ病院は三十余年前に床の下に入れて置いた地雷火じらいかがこの頃思ひ出したやうに爆発して人を焼き殺したさうな。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
衛戍えいじゅ病院へへえるとまもなく重態になった、軍医はもうだめだからって、隊では親元へ電報を打つと、島田のおふくろと妹が駆けつけて来た」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
千七百九十一年の一月五日のひるすぎ、仏蘭西はセエヌ河のほとり、オクソンヌといふところで、五人の衛戍ゑいじゆ将校が、猿のやうにきやつ/\軽躁はしやぎながら変な腰つきで氷すべりをしてゐた事があつた。