“えいじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衛戍90.9%
詠誦9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二年兵になって暫らく衛戍えいじゅ病院で勤務して、それからシベリアへ派遣されたのであった。一緒に、敦賀から汽船に乗って来た同年兵は百人あまりだった。
雪のシベリア (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
ここに、第九師団衛戍えいじゅ病院の白い分院がある。——薬師寺、万松園まんしょうえん春日山かすがやまなどと共に、療養院は、山代の名勝に入っている。絵はがきがある。御覧なさい。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と声高らかに詠誦えいじゅする事三べんにして、くだんの絵巻物をかたわらの火炉中に投じ、一片の煙と化しおわんぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)