“かたど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カタド
語句割合
77.6%
7.5%
象徴4.5%
形取3.0%
1.5%
1.5%
1.5%
片取1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
望みをばこの高き處に響き渡らすべし、汝知る、イエスが、己をいとよく三人みたりに顯はし給ひし毎に、汝のこれをかたどれるを。 三一—三三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
私が何らかの仕方で神の姿とかたどりに従って作られたということ、また神の観念がそのうちに含まれるこの像りが
象徴かたどったものだ。緋葉もみじもなお濃い。……不思議なもののような気がする。ただの白い饅頭では断じてない。はてな。
そのきさきを描き女神めがみを描き、あるくれないの島にれなして波間なみまに浮ぶナンフ或は妖艶の人魚の姫。或はまた四季の眺めを形取かたどる肉付のよきポモンの女神。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
村落むらがぽつり/\と木立こだちかたどつてほかには一たいたゞ連續れんぞくして水田すゐでんつらぬいてみちはるかとほく、ひつゝいたやうな臺地だいちはやしのぞんで一直線ちよくせんである。かれかつ其處そこあるいたことはあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
庭などは多くはシナ風にかたどって築山つきやまなどがありますが、と言ってまた外に広い芝原の庭があり、その真中にちょいと花があるというようなインド風のところもある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
この寝床は、イエスがベツレヘムの馬小屋で生れたときに寝床の代りをした馬槽うまぶねかたどって、ヨセフがこしらえたものであった。
聖家族 (新字新仮名) / 小山清(著)
窓も四角である。只四隅と入口が丸い。是はやぐら片取かたどつたんだらう。御城丈に堅牢しつかりしてゐる。法文科見た様に倒れさうでない。何だかせいひくい相撲取に似て居る。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さてその家にては家内をよく/\清め、わきて其日正殿でんととなふる一塩垢離しほこりにきよめこゝを神使じんしせきとし、綵筵はなむしろしきならべ上座に毛氈まうせんをしき、上段のかたどり刀掛をおく。