“形取”の読み方と例文
読み方割合
かたど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或はまた四季の眺めを形取かたど肉付にくづきのよきポモンの女神。およそフランドル名家の描きし大作は、皆これかの淫蕩いんとうなる婦女にあらざるなきを。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そのきさきを描き女神めがみを描き、あるくれないの島にれなして波間なみまに浮ぶナンフ或は妖艶の人魚の姫。或はまた四季の眺めを形取かたどる肉付のよきポモンの女神。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)