しやう)” の例文
〔評〕慶應けいおう三年九月、山内容堂ようだう公は寺村左膳さぜん、後藤しやう次郎を以て使となし、書を幕府にていす。曰ふ、中古以くわん政刑せいけい武門に出づ。
譬へば潮の如きは、毎日夜に二囘づゝ進潮になり退潮になる。進潮を張る氣に比すれば其のしやうは殆ど似て居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あんずるまろきは天の正しやうかくは地の実位じつゐ也。天地の気中に活動はたらきする万物こと/″\方円はうゑんかたちうしなはず、その一を以いふべし、人のからだかくにしてかくならず、まろくして円からず。
ば見た事もなしと云しが扨々俗家に云ぬす猛々たけ/″\しとは汝が事なり今更かゝる惡人にかはことばはなけれども釋迦しやかは又三界の森羅しんらしやう捨給すてたまはず汝の如き大惡人ぜん道にみちびき度思ふがゆゑ及ばずながら出家につらなる大源が申處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)