“あへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヘ
語句割合
57.1%
36.0%
3.1%
1.2%
0.6%
0.6%
0.6%
喘息0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声する方を松本はにらみつ「証人の名を言ふに及ばぬ、し諸君が僕を信用するならば、あへて証人の姓名を問ふに及ばぬではないか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
割合に身が大きく命を取留めた魚は川下に下れる限り下つたのもあり、あるものは真水のづるところにかたまつてあへいでゐるのもある。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
〔譯〕英氣は是れ天地精英せいえいの氣なり。聖人は之を内にをさめて、あへこれを外にあらはさず。賢者は則ち時時之をあらはす。自餘じよ豪傑の士は、全然之をあらはす。
其角は此時和泉のあはといふ所にありしが、翁大坂にときゝて病ともしらずして十日に来り十二日の臨終りんじゆうあへり、奇遇きぐうといふべし。
さる盛りの短かきものなれば、暫時しばしあへよとこの名はおはせけん、名づけ親ぞ知らまほしき。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
與吉よきちひとんだおしなそば熟睡じゆくすゐしてた。卯平うへいあへずおしなむねあはせてやつた。さうしてはた道具だうぐひとつである蒲團ふとんせた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
見て大勢の人々成程なるほど天下の名奉行とほめるも道理もつとも此混雜このこんざつの中にても仁慈じんじ御差※おさしづされば其下に使へる役人もかくの如しと感じあへり此の時お政は大岡殿と聞て悦ぶこと限りなく是は全く神佛かみほとけ御引合おひきあはせ成べし既に駈込訴訟かけこみそしよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ちぬ、かつ喘息あへぎつゝ。
夏の日 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)