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『夏の日』
ふりがな文庫
『
夏の日
(
なつのひ
)
』
真夏の午の片日向、 苔すこし泥ばみ青む捨石に、 鳩酢草は呼吸細う雫に湿ひ 実を持ちぬ、かつ喘息ぎつゝ。 そのかみ誰れに小さなる 性は得て、また誰恋ひて、その熟実、 かつこぼし、かつ夜を待ちて、 いづ方へ精進の魂ぞ。 鳩酢草はえも知らず、 捨 …
著者
末吉安持
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
誰
(
なれ
)
薫
(
くゆ
)
横臥
(
よこふ
)
幸福
(
さいはひ
)
精進
(
さうじ
)
小
(
ちひ
)
予
(
よ
)
魂
(
たましひ
)
静
(
しづか
)
誰
(
た
)
湿
(
うる
)
泥
(
ひぢ
)
性
(
さが
)
熟実
(
うみみ
)
一日
(
ひとひ
)
魂
(
たま
)
頬
(
ほ
)
名香
(
みやうかう
)
喘息
(
あへ
)
庭
(
には
)
木々
(
きゞ
)
恋
(
こ
)
手枕
(
たまくら
)
細
(
ほそ
)
待
(
ま
)
得
(
え
)
風
(
かぜ
)
小雨
(
こさめ
)
午
(
ひる
)
雫
(
しずく
)
呼吸
(
いき
)
蚊帳
(
かや
)
繞
(
めぐ
)
方
(
かた
)
夜
(
よ
)
真夏
(
まなつ
)
痩
(
や
)
持
(
も
)
夢
(
ゆめ
)
天地
(
あめつち
)
泣
(
な
)
死
(
し
)
実
(
み
)
捨石
(
すていし
)