“無盡”の読み方と例文
新字:無尽
読み方割合
むじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて提唱ていしやうはじまつた。宜道ぎだうふところかられい書物しよもつしてページなからして宗助そうすけまへいた。それは宗門しゆうもん無盡むじん燈論とうろん書物しよもつであつた。はじめてきにとき宜道ぎだう
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
昨夜ゆうべといふ昨夜、不思議に無盡むじんが當つて五十兩の金が入つたさうで、此家の主人には古い借りがあつて、毎日氣にして居たが、死んだのを宜いことにして拂はないと思はれちや
見るにつけたれあつて用立ようたつものなきによりしやう三郎日頃ひごろ懇意こんいなる加賀屋長兵衞方かがやちやうべゑかたゆきみぎ概略あらましはなしければ長兵衞は氣のどくに思ひ材木屋ざいもくや仲間なかまうち山形屋やまがたや箱根屋はこねや加賀屋かがや其外十人の者をたのみて無盡むじん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)