“御頼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おたのみ81.8%
おたの18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの老人程かじの取りにくい人はないから貴所が其所そこを巧にやってくれるなら此方こっちは又井下伯に頼んで十分の手順をする、何卒か宜しく御頼おたのみします。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
御礼御序おついで御頼おたのみ申候。なおあなたよりも御祝之品に預り痛み入候。いづれこれより御礼可申上もうしあぐべく候。扇子だけありあわせていし候。御入手可被下くださるべく候。御出張之先之事、御案も候半。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
色々入り込んだ訳もあろうがさりとては強面つれなき御頼おたのみ、縛ったやつてとでもうのならば痩腕やせうでに豆ばかり力瘤ちからこぶも出しましょうが、いとしゅうていとしゅうて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大切たいせつに致せよと云捨いひすてて奧へ行んと爲るを吉三郎最早堪兼こらへかね利兵衞がすそとらへ何故然樣さやうの事を申され候や此身になりても御無心ごむしんに參りしには非ず貴殿あなたには我が父より御頼おたのみ申せしことを忘れ給ひしやとことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)