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御頼
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おたのみ
ふりがな文庫
“
御頼
(
おたのみ
)” の例文
あの老人程
舵
(
かじ
)
の取り
難
(
にく
)
い人はないから貴所が
其所
(
そこ
)
を巧にやってくれるなら
此方
(
こっち
)
は又井下伯に頼んで十分の手順をする、何卒か宜しく
御頼
(
おたのみ
)
します。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
御礼
御序
(
おついで
)
に
御頼
(
おたのみ
)
申候。
猶
(
なお
)
あなたよりも御祝之品に預り痛み入候。いづれ
是
(
これ
)
より御礼
可申上
(
もうしあぐべく
)
候。扇子
丈
(
だけ
)
あり
合
(
あわせ
)
を
呈
(
ていし
)
候。御入手
可被下
(
くださるべく
)
候。御出張之先之事、御案も候半。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
ハヽヽヽイヤ
何
(
ど
)
うも驚きました、成程、さすが明智の松島大佐も、恋故なれば心も
闇
(
やみ
)
と云ふ
次第
(
わけ
)
で
御
(
ご
)
わすかな、松島さん、シツカリ
御頼
(
おたのみ
)
申しますよ、相手が
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
露西亜
(
ロシヤ
)
ですゼ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
鬼と見て我を
御頼
(
おたのみ
)
か、
金輪
(
こんりん
)
奈落
(
ならく
)
其様
(
そのよう
)
な義は御免
蒙
(
こうむ
)
ると、心清き男の強く云うをお辰聞ながら、櫛を手にして見れば、ても美しく
彫
(
ほり
)
に
彫
(
ほっ
)
たり、
厚
(
あつさ
)
は
僅
(
わずか
)
に
一分
(
いちぶ
)
に足らず、幅は
漸
(
ようや
)
く二分
計
(
ばか
)
り
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それほどの
考
(
かんがえ
)
がちゃんとあるあなたに、あんなつまらない仕事を
御頼
(
おたのみ
)
申したのは
私
(
わたし
)
が悪かった。人物を
見損
(
みそく
)
なったのも同然なんだから。が、市蔵があなたを紹介する時に、そう云いましたよ。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
資本
(
もとで
)
にして一
稼
(
かせ
)
ぎ仕つり
度
(
たく
)
と思ひ一
先
(
まづ
)
小倉に行て
貴殿
(
きでん
)
にも御相談致し其上
何
(
いづ
)
れとも決し申さんと
遙々
(
はる/″\
)
小倉
(
こくら
)
へ
赴
(
おもむ
)
きしに貴殿は江戸へ御引移りの由
承
(
うけた
)
まはり然らば直樣江戸へ下り御目に
懸
(
かゝ
)
り萬事の御相談
相手
(
あひて
)
に
御頼
(
おたのみ
)
申さんものと
遠路
(
ゑんろ
)
の處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「せっかくの
御頼
(
おたのみ
)
だから、出来れば、そうしたいのですが……」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
立直
(
たてなほ
)
す
樣
(
やう
)
に相
談
(
だん
)
して
見給
(
みたま
)
へと
深切
(
しんせつ
)
の
言葉
(
ことば
)
に庄三郎大に喜び何から
何迄
(
なにまで
)
段々
(
だん/\
)
の
御世話
(
おせわ
)
忝
(
かたじ
)
けなく是に
過
(
すぎ
)
たる事はなし然れ
共
(
ども
)
我々
(
われ/\
)
方
(
かた
)
へ
參
(
まゐ
)
る
養子
(
やうし
)
の
有
(
ある
)
可
(
べき
)
や
能々
(
よく/\
)
御聞糺
(
おんきゝたゞし
)
下
(
くだ
)
さるゝ
樣
(
やう
)
偏
(
ひとへ
)
に
御頼
(
おたのみ
)
申なりと云けるにぞ
然
(
しから
)
ば先方へ申
聞
(
きく
)
べき
間
(
あひだ
)
御家内
(
うちかた
)
へも
此段
(
このだん
)
能々
(
よく/\
)
御相談
(
ごさうだん
)
成るべし我等方は
明日
(
みやうにち
)
聢
(
しか
)
と
致
(
いたし
)
たる
返事
(
へんじ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「先生、
御頼
(
おたのみ
)
の
洋灯
(
ランプ
)
の台を買って来ました」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
先達
(
せんだつ
)
て
御頼
(
おたのみ
)
の
金
(
かね
)
ですがね」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
頼
常用漢字
中学
部首:⾴
16画
“御頼”で始まる語句
御頼申
御頼母
御頼談