“じやうるり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淨瑠璃60.7%
浄瑠璃39.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくられ今日の第一番客なりさてゆふ申刻なゝつ頃よりして立代たちかはり入代り語りそめをなす淨瑠璃じやうるり數々かず/\門弟は今日をはれと見臺に向ひて大汗おほあせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
松村まつむら小松こまつかこつて、松賀町まつかちやう淨瑠璃じやうるりをうならうといふ、くらくらとはならんだり、なか白鼠しろねずみ黒鼠くろねずみたはら背負しよつてちよろ/\したのが、みなはひになつたか。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
泣いたり、口説いたり、何のこツたらう。浄瑠璃じやうるりのさはりとなると頭痛がします。しかし、敵役かたきやくの中でも石川五右衛門は甚だ嫌ひですな。熊坂長範の方が好い。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
而して其由来する所は、浄瑠璃じやうるりの朗誦法に帰すべく、かつは又た我邦言語の母韻に終る事情にも帰すべしと雖、しよくとして整合の、余りに厳格なるに因せずとせんや。
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)