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『槐』
ふりがな文庫
『
槐
(
えんじゅ
)
』
槐と云ふ樹の名前を覚えたのは「石の枕」と云ふ一中節の浄瑠璃を聞いた時だつたであらう。僕は勿論一中節などを稽古するほど通人ではない。唯親父だのお袋だのの稽古してゐるのを聞き覚えたのである。その文句は何でも観世音菩薩の「庭に年経し槐の梢」に現れ …
著者
芥川竜之介
ジャンル
芸術・美術 > 音楽 > 邦楽
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
前
(
まへ
)
後
(
ご
)
少時
(
せうじ
)
私
(
ひそ
)
家
(
や
)
一夜
(
いちや
)
何
(
なん
)
梢
(
こずゑ
)
親父
(
おやぢ
)
槐
(
ゑんじゆ
)
大石
(
おほいし
)
経
(
へ
)
枝葉
(
えだは
)
年
(
とし
)
稚児
(
ちご
)
莢
(
さや
)
衣紋
(
えもん
)
路用
(
ろよう
)
通人
(
つうじん
)
未
(
いま
)
文句
(
もんく
)
描法
(
べうほふ
)
一
(
ひと
)
婆
(
ばあ
)
姥
(
うば
)
如何
(
いか
)
境内
(
けいだい
)
国芳
(
くによし
)
吊
(
つ
)
北京
(
ペキン
)
一人
(
ひとり
)