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九重
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ふりがな文庫
“
九重
(
ここのへ
)” の例文
九重
(
ここのへ
)
の雲の中にいらせられる御一人さへ不思議にも近松の
浄瑠璃
(
じやうるり
)
を愛読し給うた。それは近松の出身によるか、或は又市井の出来事に好奇心を持たれた為かも知れない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
まづ
九重
(
ここのへ
)
を、きびしくかため申すべしなど定めたり。かくいふは
元弘
(
げんこう
)
元年
八月
(
はづき
)
二十四日なり。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九重
(
ここのへ
)
に霧や隔つる雲の上の月をはるかに思ひやるかな
源氏物語:10 榊
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
雲むらさきの
九重
(
ここのへ
)
の
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
九重
(
ここのへ
)
に
霞
(
かすみ
)
隔てば梅の花ただかばかりも
匂
(
にほ
)
ひこじとや
源氏物語:31 真木柱
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
▼ もっと見る
冬はしぐるゝ
九重
(
ここのへ
)
の
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“九重”の意味
《名詞》
いくつにも重なること。
宮中。禁裏。
《固有名詞》
地名など。
(出典:Wiktionary)
九
常用漢字
小1
部首:⼄
2画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“九重”で始まる語句
九重山