“くじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦渋38.9%
苦汁27.8%
久住16.7%
九重11.1%
苦澀5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、そういう苦渋な様子はほんのちょっと現われるだけで、すぐまた、元の陽気な馴々しい「タイメイ」さんにかえるのである。
石ころ路 (新字新仮名) / 田畑修一郎(著)
肝臓からにじみ出る不快な苦汁に、内臓の諸機能もめるような動悸をきざみ、一瞬、それが実にいやな顔いろになって、彼のを通りすぎた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其代表的のものは尾瀬であろう。日光の戦場ヶ原や信州の戸隠ノ原、又は鬼怒沼原も稍々之に類している。私には未知の地であるが、九州の久住高原はこの例に入るきものであろう。
高原 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
崩平という山を一巡すると湧出山という山が見え出す。続いて九重山、久住山、大船山、黒岳などという山が前面に現れた。も列座の諸侯を見るような感じで威風堂々と並んでいた。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
(男首をれて辻馬車のたまりをさして行く。昔のおろかなりし事の苦澀なる記念のために、その面上にはむべき苦笑の影浮べり。灰いろの空よりは秋めける雨しとしとと降れり。)
辻馬車 (新字新仮名) / フェレンツ・モルナール(著)