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ここのえ
ふりがな文庫
“ここのえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
九重
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九重
(逆引き)
こうして、かつては
九重
(
ここのえ
)
の奥深く、顔さえみることもできなかった平家の
公達
(
きんだち
)
の首が、都大路を幾万という観衆に見世物にされて渡されることになったのであった。
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
東夷
(
あずまえびす
)
の住む草の武蔵の真中の宮柱に、どうやら
九重
(
ここのえ
)
の大宮の古き御殿の
面影
(
おもかげ
)
がしのばれて、そこらあたりに須磨や明石の浦吹く風も漂い、刈り残された雑草のたぐいまでが
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
小臣らはいずれも
田舎侍
(
いなかざむらい
)
で、
九重
(
ここのえ
)
の
御作法
(
ごさほう
)
にははなはだ心得が
薄
(
うす
)
いもののみでござりまする。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ここのえ(九重)の例文をもっと
(21作品)
見る
“ここのえ”の意味
《名詞》
九層または数多くの層が重なること。
皇居。禁中。
帝都。都
(出典:Wiktionary)
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