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怜
ふりがな文庫
“怜”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さか
23.1%
うれ
15.4%
あはれみ
15.4%
あわ
15.4%
いとし
7.7%
さ
7.7%
あわれ
7.7%
いと
7.7%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さか
(逆引き)
俊男は其の
怜
(
さか
)
しい頭が氣に
適
(
く
)
はぬ。また見たところ
柔和
(
にうわ
)
らしいのにも似ず、
案外
(
あんぐわい
)
理屈
(
りくつ
)
ツぽいのと
根性
(
こんじやう
)
ツ
骨
(
ぽね
)
の太いのが
憎
(
にく
)
い。で、ギロリ、其の横顏を
睨
(
にら
)
め付けて
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
怜(さか)の例文をもっと
(3作品)
見る
うれ
(逆引き)
姉君、こよなう
怜
(
うれ
)
し、さきよりこれ欲しうおもひたるにとて、心地よげに飲み給ひ、常はえまゐらぬまだしき
大根
(
おほね
)
まゐるもをかし。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
怜(うれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あはれみ
(逆引き)
此時 御領主より彦右ヱ門
息
(
せがれ
)
へ米五俵、浅右ヱ門
妻
(
さい
)
へ米五俵
賜
(
たまはり
)
し事を
記
(
しる
)
しあり。此
魚沼郡
(
うをぬまこほり
)
は
大郡
(
たいぐん
)
にて 会津侯御
預
(
あづか
)
りの地なり。元文の昔も今も
御領内
(
ごりやうない
)
の
人民
(
じんみん
)
を
怜
(
あはれみ
)
玉ふ事
仰
(
あふ
)
ぐべく
尊
(
たつと
)
むべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
怜(あはれみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
あわ
(逆引き)
かつて大阪府の薄給官吏が血書してこの意を述べ、空しく予の志を
怜
(
あわ
)
れむと匿名書を贈られたが最上の出来じゃ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
怜(あわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
いとし
(逆引き)
かく
怜
(
いとし
)
まれつつも宮が初一念は動かんともせで、
難有
(
ありがた
)
き人の
情
(
なさけ
)
に
負
(
そむ
)
きて、ここに
嫁
(
とつ
)
ぎし罪をさへ歎きて止まざりしに、思はぬ子まで成せし
過
(
あやまち
)
は
如何
(
いか
)
にすべきと、
躬
(
みづか
)
らその
容
(
ゆる
)
し難きを
慙
(
は
)
ぢて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
怜(いとし)の例文をもっと
(1作品)
見る
さ
(逆引き)
しかし実際顔と顔とを向かい合わせると、
二人
(
ふたり
)
は妙に会話さえはずまなくなるのだった。その
怜
(
さ
)
かしいのがいやだった。柔和なのが気にさわった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
怜(さ)の例文をもっと
(1作品)
見る
あわれ
(逆引き)
(男首を
俛
(
た
)
れて辻馬車のたまりをさして行く。昔のおろかなりし事の
苦澀
(
くじゅう
)
なる記念のために、その面上には
怜
(
あわれ
)
むべき苦笑の影浮べり。灰いろの空よりは秋めける雨しとしとと降れり。)
辻馬車
(新字新仮名)
/
フェレンツ・モルナール
(著)
怜(あわれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
いと
(逆引き)
氷の如き宮が手を取り、
犇
(
ひし
)
と握りて、永く眠れる
面
(
おもて
)
を
覗
(
のぞ
)
かんと為れば、涙急にして
文色
(
あいろ
)
も分かず、
推重
(
おしかさな
)
りて、
怜
(
いと
)
しやと身を
悶
(
もだ
)
えつつ
少時
(
しばし
)
泣いたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
怜(いと)の例文をもっと
(1作品)
見る
怜
漢検準1級
部首:⼼
8画
“怜”を含む語句
怜悧
怜悧相
不怜
怜俐
怜悧者
悧怜
𪫧怜
百怜千悧
狡猾怜悧
最怜
怜羊
怜礼登毛
怜悧想
怜悧小僧
怜利
小怜悧
可怜小汀
可怜国
可怜
傍国可怜国也
...
“怜”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
フェレンツ・モルナール
尾崎紅葉
三島霜川
南方熊楠
有島武郎
室生犀星
森鴎外