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火勢
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かせい
ふりがな文庫
“
火勢
(
かせい
)” の例文
火勢
(
かせい
)
は一段と強くなった。それから先はもう困らなかった。明るい、そしてあたたかい
焚火
(
たきび
)
が、どんどんと燃えさかった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
生
(
なま
)
の
立
(
た
)
ち
木
(
き
)
はちよっと
燃
(
も
)
えにくいようにおもへますが、
一度
(
いちど
)
火勢
(
かせい
)
がつけば、こんもりと
茂
(
しげ
)
つた
美
(
うつく
)
しい
森林
(
しんりん
)
もまたゝくまに
灰
(
はひ
)
になつてしまふのです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
京橋の本社は焼けたろうと思うが、とても近寄ることが出来ないとのことであった。市村君は一時間ほども話して帰った。番町方面の
火勢
(
かせい
)
はすこし弱ったと伝えられた。
火に追われて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
こっちの
火勢
(
かせい
)
がよわければ、今にもとびかかろうかという
気配
(
けはい
)
が見えた。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
めらめらぱちぱちと、すごい
火勢
(
かせい
)
に、研究室はたちまち
火焔地獄
(
かえんじごく
)
となり、煙のなかに逃げまどう人の形があったが、その後のことは、帆村も田鍋課長も
見極
(
みきわ
)
めることが出来なかった。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“火勢”の意味
《名詞》
火が燃焼する勢い。
(出典:Wiktionary)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒