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『火に追われて』
ふりがな文庫
『
火に追われて
(
ひにおわれて
)
』
なんだか頭がまだほんとうに落ちつかないので、まとまったことは書けそうもない。 去年七十七歳で死んだわたしの母は、十歳の年に日本橋で安政の大地震に出逢ったそうで、子供の時からたびたびそのおそろしい昔話を聴かされた。それが幼い頭にしみ込んだせい …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「婦人公論」1923(大正12)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
外
(
そ
)
忌
(
いや
)
町
(
ちょう
)
齎
(
もた
)
疎
(
まば
)
熾
(
さかん
)
火先
(
ほさき
)
微
(
かすか
)
路
(
みち
)
糸瓜
(
へちま
)
縋
(
すが
)
縺
(
もつ
)
羽搏
(
はばた
)
蔓
(
つる
)
蝋燭
(
ろうそく
)
襖
(
ふすま
)
起
(
た
)
立退
(
たちの
)
這
(
は
)
鉄
(
てつ
)
鞄
(
かばん
)
颺
(
あが
)
驟雨
(
しゅうう
)
鴉
(
からす
)
麹町
(
こうじまち
)
俄
(
にわか
)
壜
(
びん
)
多寡
(
たか
)
悼
(
いた
)
措
(
お
)
提灯
(
ちょうちん
)
有勝
(
ありがち
)
横
(
よこた
)
殆
(
ほとん
)
沓
(
くつ
)
床几
(
しょうぎ
)
火勢
(
かせい
)
烟
(
けむり
)
剰
(
あま
)
仰山
(
ぎょうさん
)
児
(
こ
)
碧桐
(
あおぎり
)
窺
(
うかが
)