“河清”の読み方と例文
読み方割合
かせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百年河清かせいを待つという奴だ。なんで、この社会よのなかが、そんな釈迦しゃかや聖者のいうとおりになるものか。第一に、聖者めかしている奴からして、眉唾者まゆつばものが多いじゃないか。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日の感化院が科学の教養のない道学先生に経営され、今日の監獄が牛頭馬頭ごずめずに等しい無智なる司獄官に一任される間は百年河清かせいを待つも悪人や罪人の根を絶やす事は決して出来ない。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)