“何濤”の読み方と例文
読み方割合
かとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何濤かとうつより早く、手下てかの捕手三人が先へおかへとび上がった。——それが土を踏むやいな、ぎゃッといったので、何濤は仰天した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なアんだ、そんなところか。広言どおり、まんまと捕手の総頭そうがしらを召捕ッたぜ。さあ、料理はこれからだ。……何濤かとう、つらを見せろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「たった今、済州さいしゅう奉行所からの出張命令で、刑事がしら何濤かとうなる者が、晁蓋以下六名の共犯者を召捕る手続きを県役署へ内申ないしんに来ておるのだ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)