“かとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
加藤26.8%
下等22.0%
河東14.6%
寡頭4.9%
何濤2.4%
花筒2.4%
花燈2.4%
佳棠2.4%
加東2.4%
加頭2.4%
可撓2.4%
歌頭2.4%
河濤2.4%
火燈2.4%
花頭2.4%
華棟2.4%
裹頭2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「豊家を亡ぼし、無辜の民を殺し、加藤かとう福島ふくしま、その他の大小名を取潰した、徳川とくがわ家の横暴無道、眼に余ることばかり」
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「てめぃ、ビールだるから、なんか、ことづかったろうが」男爵と呼ばれる青年は、姿に似ぬ下等かとうな言葉を、はいた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けだし元帝兵を挙げて賊をちゅうけいに入らんことを図る。時に河東かとう王誉おうよ、帝に従わず、かえって帝の子ほうを殺す。帝鮑泉ほうせんりて之を討たしめ、又おう僧弁そうべんをして代って将たらしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
始めは寡頭かとう政治であったのが、今は憲法政治となる。これは容易ならぬ変化である。今まで少数者に左右されていた政治の権力が、憲法の実施さるるや否や、あまねく国民に分配された。
何濤かとうつより早く、手下てかの捕手三人が先へおかへとび上がった。——それが土を踏むやいな、ぎゃッといったので、何濤は仰天した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なアんだ、そんなところか。広言どおり、まんまと捕手の総頭そうがしらを召捕ッたぜ。さあ、料理はこれからだ。……何濤かとう、つらを見せろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
があり、子房の上は花筒かとうとなり、この花筒の末端まったんに白色の六花蓋片かがいへん平開へいかいし、花としての姿を見せよいを放っている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
花下かかに五れつせる緑萼りょくがくがあり、花冠かかん高盆形こうぼんけいで下は花筒かとうとなり、平開へいかいせる花面かめんは五へんに分かれ、各片のいただきは二れつしていて、その状すこぶるサクラの花に彷彿ほうふつしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
ところが、後ろの一段高い桟敷さじきにあって花燈かとうえを横顔に、玉杯をあげていた綺羅美きらびやかな人々があった。これなん文官のりゅう長官夫妻であったのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百千の花燈かとうをとぼし、河北かほく一のお茶屋と評判な翠雲楼すいうんろうときては、とくに商売柄、その趣向もさまざまであり、花街の美嬌びきょう絃歌げんかをあげて、夜は空をがし、昼は昼で彩雲さいうんとどめるばかり……。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よからぬ酒に胸を病む秋 佳棠かとう
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
旗本加頭かとう一家、三人兄弟は、一番上の義輝よしてるが凄かった。それこそ、巌夫が円朝の怪談ばなしでやるより真の凄味だった。ある日、あたしはお稽古けいこがおくれて、日が暮てから帰ってきた。
病巣に石灰壁せっかいへきを作る方法といささか似ているが、白石博士の固化法では、病巣の第一層を、或る有機物から成る新発明の材料でもって、強靱きょうじんでしかも可撓かとう密着壁膜みっちゃくへきまくをつくり
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
歌頭かとうは今まで年長者がするものなのだが、それに選ばれるほど認められているのだと思って満足した」
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
さんざんに討ち破られて、北河の岸まで逃げてくると忽然、河濤かとうは岸をうち、蘆荻ろてきはみな蕭々しょうしょうと死声を呼び、曹仁の前後、見るまに屍山血河しざんけつがと化した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火燈かとうめかした小襖が、音もなくあいた。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
雌蕊しずいは一本で、緑色の子房しぼうとほとんど同長な花柱かちゅうが上に立っており、そのいただき花頭かとうがあって花粉を受けている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
いずれにせよ、彫梁ちょうりょうの美、華棟かとうけん碧瓦へきがさん金磚きんせんの麗、目もあやなすばかりである。豪奢雄大、この世にたとえるものもない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここから程遠からぬ叡山えいざんの山法師の初期に於て流行した、あの「裹頭かとう」という姿が最もよくこれに似ている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)