“朧夜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おぼろよ94.7%
ろうや5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“朧夜”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
朧夜おぼろよほどの空明りもないが、若草の匂いがどことなくただよって、わらじにふむ露湿りの感じも、夜ながら春らしい。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月のあるべき空が曇っていて、地上はボーッとして水蒸気が立てこめているから、さながら朧夜おぼろよの中を歩んで行く気持です。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ただ銘刀の刃紋はもんのうような朧夜ろうやの雲が空いちめんにわだかまっていて、その雲の明るみから見ても、どこかに月のあるような空ですが、月のありかは分らない晩です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
刃紋はもん朧夜ろうやの雲に似るみだれ、ほしの青さを吸って散らすかとばかりかがやかしい、鵜首作うくびづくりの鋩子きっさきに特徴のある太刀のすがたは——まず相州系そうしゅうけい新藤しんとう国光くにみつとみてまちがいはない。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)