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朧夜
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ろうや
ふりがな文庫
“
朧夜
(
ろうや
)” の例文
ただ銘刀の
刃紋
(
はもん
)
のうような
朧夜
(
ろうや
)
の雲が空いちめんに
蟠
(
わだかま
)
っていて、その雲の明るみから見ても、どこかに月のあるような空ですが、月のありかは分らない晩です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刃紋
(
はもん
)
は
朧夜
(
ろうや
)
の雲に似る
五
(
ぐ
)
の
目
(
め
)
乱
(
みだ
)
れ、
星
(
ほし
)
の青さを吸って散らすかとばかりかがやかしい、
鵜首作
(
うくびづく
)
りの
鋩子
(
きっさき
)
に特徴のある太刀の
相
(
すがた
)
は——まず
相州系
(
そうしゅうけい
)
、
新藤
(
しんとう
)
五
国光
(
くにみつ
)
とみてまちがいはない。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど、大根の花、菜の花、
朧夜
(
ろうや
)
の
微吟
(
びぎん
)
も
主
(
あるじ
)
の好むところである。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“朧夜”の意味
《名詞》
朧月の夜。
(出典:Wiktionary)
朧
漢検1級
部首:⽉
20画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
“朧”で始まる語句
朧
朧気
朧月
朧月夜
朧々
朧銀
朧氣
朧染
朧蓑
朧朧