“国光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くにみつ60.0%
こっこう20.0%
クニヒカル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刃紋はもん朧夜ろうやの雲に似るみだれ、ほしの青さを吸って散らすかとばかりかがやかしい、鵜首作うくびづくりの鋩子きっさきに特徴のある太刀のすがたは——まず相州系そうしゅうけい新藤しんとう国光くにみつとみてまちがいはない。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
従来のままなる我国男女間の関係を彼等の眼前に示して其醜態を満世界に評判せらるゝは、国光こっこう上の一大汚点、日本国民として断じて忍ぶを得ず。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
更に再複合して、天津彦 国光クニヒカル彦火瓊々杵尊と言ふやうな複雑なのにもなつてゐる。「国光火瓊々杵」といふ形に彦がつき、其が対句になつて、天津彦国光彦と言ふ形を採つたと見られる。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)