“朧氣”の読み方と例文
新字:朧気
読み方割合
おぼろげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、彼女が私をこれから入れようとしてゐる新らしい生活から、私の希望を既にもぎとらうとしてゐるのを朧氣おぼろげながらわかつた。
暫しがあひだあづかり呉よと言けるに爰の主個あるじも此話しは朧氣おぼろげながら聞ゐたればかく即座そくざ落着らくちやくせしを喜びすこし異議いぎはあらずして三にんを奧の座敷へ通しぬ扨忠兵衞は和吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きりたちおほふて朧氣おぼろげなれども明日あした明日あしたはとひてまたそのほかにものいはず。
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)