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朧氣
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おぼろげ
ふりがな文庫
“
朧氣
(
おぼろげ
)” の例文
新字:
朧気
私は、彼女が私をこれから入れようとしてゐる新らしい生活から、私の希望を既にもぎとらうとしてゐるのを
朧氣
(
おぼろげ
)
ながら
判
(
わか
)
つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
暫しが
間
(
あひだ
)
預
(
あづか
)
り呉よと言けるに爰の
主個
(
あるじ
)
も此話しは
朧氣
(
おぼろげ
)
ながら聞ゐたれば
斯
(
かく
)
即座
(
そくざ
)
に
落着
(
らくちやく
)
せしを喜び
少
(
すこし
)
も
異議
(
いぎ
)
はあらずして三
個
(
にん
)
を奧の座敷へ通しぬ扨忠兵衞は和吉を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
霧
(
きり
)
の
立
(
たち
)
おほふて
朧氣
(
おぼろげ
)
なれども
明日
(
あした
)
は
明日
(
あした
)
はと
言
(
い
)
ひて
又
(
また
)
そのほかに
物
(
もの
)
いはず。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
然
(
しか
)
しそれは
自分
(
じぶん
)
が
昔
(
むか
)
し
父
(
ちゝ
)
から
聞
(
き
)
いた
覺
(
おぼえ
)
のある、
朧氣
(
おぼろげ
)
な
記憶
(
きおく
)
を
好加減
(
いゝかげん
)
に
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
すに
過
(
す
)
ぎなかつた。
實際
(
じつさい
)
の
畫
(
ゑ
)
の
價値
(
かち
)
や、
又
(
また
)
抱一
(
はういつ
)
に
就
(
つい
)
ての
詳
(
くは
)
しい
歴史
(
れきし
)
などに
至
(
いた
)
ると
宗助
(
そうすけ
)
にも
其實
(
そのじつ
)
甚
(
はなは
)
だ
覺束
(
おぼつか
)
なかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
はつきりして、
顏
(
かほ
)
の
朧氣
(
おぼろげ
)
な
程度
(
ていど
)
でよく
見
(
み
)
える。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
朧氣
(
おぼろげ
)
ならぬわが墓の
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
まつとは
云
(
い
)
はず
杉原
(
すぎはら
)
さまはお廿四とやお
歳
(
とし
)
よりは
老
(
ふ
)
けて
見
(
み
)
え
給
(
たま
)
ふなり
和女
(
そなた
)
は
何
(
なん
)
と
思
(
おも
)
ふぞとて
朧氣
(
おぼろげ
)
なこと
云
(
い
)
ふて
見
(
み
)
る
心
(
こゝろ
)
や
流石
(
さすが
)
に
通
(
つう
)
じけんお
八重
(
やへ
)
一日
(
あるひ
)
莞爾
(
にこ
)
やかに
孃
(
じよう
)
さまお
喜
(
よろこ
)
び
遊
(
あそ
)
ばす
事
(
こと
)
あり
當
(
あ
)
てゝ
御覽
(
ごらん
)
じろと
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶ
)
りの
戯
(
たはふ
)
れ
言
(
ごと
)
さりとは
餘
(
あま
)
りに
廣
(
ひろ
)
すぎて
取
(
と
)
り
處
(
どころ
)
が
分
(
わか
)
らぬなりと
微笑
(
ほゝゑめ
)
ば
左
(
さ
)
らば
端
(
はし
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
朧
漢検1級
部首:⽉
20画
氣
部首:⽓
10画
“朧”で始まる語句
朧
朧気
朧月
朧夜
朧月夜
朧々
朧銀
朧染
朧蓑
朧朧