“あくれい”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
悪霊	33.3%
惡例	33.3%
悪例	16.7%
悪癘	16.7%

悪霊

「それはいいとして、お前の肉体を奪った悪霊（あくれい）を、早く何とか片づけないといけない」

霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

惡例

何人（なにびと）かゞ斯（か）かる惡例（あくれい）を作（つく）つたのが遂（つひ）に一つの慣例（くわんれい）となつたのであらう。

誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) ／ 伊東忠太(著)

悪例

「多（おほ）からうが。多（おほ）いぞ。お返（かへ）し申（まを）せ。——折角（せつかく）ですが、かやうな事（こと）は癖（くせ）になりますで、以来（いらい）悪例（あくれい）になりますでな。」

十和田湖 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

悪癘

病根は悪癘（あくれい）　チベットでは病人の全癒（ぜんゆ）を謀（はか）るには医薬がおもなる部分でない。最も主要なる部分すなわち病人に対し最も有効なりとせらるる部分は祈祷（きとう）である。

チベット旅行記 (新字新仮名) ／ 河口慧海(著)