“魔術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まじゅつ73.3%
てじな6.7%
てずま6.7%
てづま6.7%
まじゆつ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あのくろ着物きものをきたおんなは、なんというすごいほどうつくしいおんなだろう。そして、魔術まじゅつ使つかう。」といって、おどろいてうわさをしました。
初夏の空で笑う女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「私達には真似も出来ないわねエ。まア、魔術てじなみたいなものね。」
お上人様が一言半句十兵衛の細工をお疑いなさらぬ以上は何心配のこともなし、余の人たちが何を云わりょうと、紙をにして仕事もせず魔術てずまも手抜きもしていぬ十兵衛
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
紙をにして仕事もせず魔術てづまも手抜もして居ぬ十兵衞、天気のよい日と同じことに雨の降る日も風の夜も楽〻として居りまする
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
かりに、もし、これことことことが、極度きよくど到着たうちやくしたとき結晶体けつしやうたいが、衣絵きぬゑさんの姿すがたるべき魔術まじゆつであつても、けて煮爛にたゞらかしてなんとする! ……
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)