“かりそめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮初45.1%
苟且31.0%
假初11.3%
11.3%
仮染1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一 女子は稚時いとけなきときより男女のわかちを正くして仮初かりそめにも戯れたることをきかしむべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
父母は唯発案者にして決議者に非ず、之を本人に告げて可否を問い、仮初かりそめにも不同心とあらば決してうるを得ず。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
子よ、汝いま知りぬらん、命運に委ねられ、人みなのみだれの本なる世の富貴のただ苟且かりそめたはぶれを 六一—六三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
苟且かりそめの物を愛するため自ら永遠とこしへにこの愛を失ふ人のはてしなく歎くにいたるもむべなるかな 一〇—一二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
假初かりそめ格子門かうしもん、のぞけば鞍馬くらま石燈籠いしどうろはぎ袖垣そでがきしをらしうえて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ものいふこゑがけんどんであららかで、假初かりそめことにも婢女をんなたちをしかばし
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
青年は意識が帰って来ると、かりそめの旅の道連みちづれの親切を、しみ/″\と感じたのだろう。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
又「仮令たとえ見捨てると云ったにもせよ、何故かりそめにも亭主の横面をつという事が有るか」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「わたくしもホンノ仮染かりそめの御識り合いでは御座いましょうが、心ばかりの御名残惜しみが致したいので御座いますからね。それくらいのおつき合いは、なすってもいじゃ御座んせん。爆薬ダイナマイトのお礼に……ホホ……」
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)