“そもそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.8%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも病人というものは初めには柑子こうじとか、たちばな梨子なし、柿などの類を食べるけれども、後には僅にお粥をもって命をつなぐようになる。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
世、兆民居士を棄てたるか、兆民居士、世を棄てたるか、そもそも亦た仏国思想は遂に其の根基を我邦土の上に打建つるに及ばざるか。
兆民居士安くにかある (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
それで私達ばかり承知しているようで、変に思召すのも御無理はございません。そもそもの始まりは七月、いや、八月、いや、矢張り七月末でした。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)