“そも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソモ
語句割合
89.7%
什麼3.4%
3.4%
祖茂3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知らず其の語るところのもの何ぞや。珙は柳荘居士りゅうそうこじと号す。時に年けだし七十に近し。そもまた何の欲するところあって燕王に勧めて反せしめしや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「珍らしや文角ぬし。什麼そも何として此処にはきたりたまひたる。そはとまれかくもあれ、そののちは御健勝にて喜ばし」ト、一礼すれば文角は点頭うなず
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
いふさへ息も絶々たえだえなるに、鷲郎は急ぎ縄を噬み切りて、身体みうちきずねぶりつつ、「怎麼いかにや黄金丸、苦しきか。什麼そも何としてこの状態ありさまぞ」ト、かついたはりかつ尋ぬれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
野雉車とはそも何ぞ。北京ペキン上海シヤンハイに出没する、無鑑札の朦朧車夫もうろうしやふなり。(五月三十日)
知者は三千里外にその臭を避け、昧者まいしやは一弾指間しかんにその毒にあたる。思ふに是泥黎でいり口業こうげふ羅貫中らくわんちう水滸伝すゐこでんを作つて、三生唖子さんせいあしを生むとせば、寿陵余子また骨董羹を書いて、そも如何いかん冥罰みやうばつをか受けん。
旗本の程普ていふとか黄蓋こうがいなどとも駈け隔てられてしまい、祖茂そもという家来一人をつれたのみで、遂に、みじめな敗戦の陣地から、馬に鞭打って逃げ走った。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫堅の臣、祖茂そもは、木かげにくぐっていたが、それを見るとむらむらとして
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)