トップ
>
所
>
とけ
ふりがな文庫
“
所
(
とけ
)” の例文
婆「こゝな
所
(
とけ
)
え
炭斗
(
すみとり
)
を置きやすが、あんた方又
洗物
(
あらいもん
)
でもあれば洗って
参
(
めえ
)
りやすから、浴衣でも汚れて
居
(
お
)
れば己が洗濯をします」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「云やしねえったら。……おらもなあ、そのうち逃げ出そうと思ってるだ。こんな
所
(
とけ
)
え愚図ついてちゃつまんねえや。その時は頼むぞ。……だが早う行けよ。めっかると面倒だぞ。」
土地
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
こりゃアお作が
己
(
おら
)
ん
所
(
とこ
)
へよこした手紙だが、こんな手紙があったか、困った奴だナア、まアお
母
(
かゝ
)
さん、
私
(
わし
)
が
所
(
とけ
)
へ此の手紙を
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ひょっとして
貴方
(
あんた
)
のとけえでも来て、詰らねえ事でもハア言い出せば、貴方だっても、まア松五郎さんでも黙っては居なさらねえ、縁の切れた
所
(
とけ
)
え来て
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兼「道理で
訝
(
おか
)
しいと思った……困るな、つんぼ………エヽナニあの遠方へ急に旅立をすると、家主の
所
(
とけ
)
え云置いて、何処へも沙汰なしに居なくなっちまッたんです」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
太「
此間
(
こねえだ
)
勘右衞門
(
かんえもん
)
の
所
(
とけ
)
へ頼んで置いた、
些
(
ちっ
)
とベエ
午房種
(
ごぼうだね
)
を貰うベエと思ってノウ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
清「急に旅立をしたと、それにしても己の
所
(
とけ
)
え何とか云いそうなもんだ、黙って行く所をもって見りゃア、
何
(
なん
)
か済まねえ事でもしたんだろうが、
彼奴
(
あいつ
)
に限っちゃア
其様
(
そん
)
な事アあるめいに」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
本「
左様
(
そう
)
ですが
天道干
(
てんとうぼし
)
という奴ア商いの
有無
(
あるなし
)
に拘わらず、
毎晩
(
めいばん
)
同
(
おんな
)
じ
所
(
とけ
)
え出て
定店
(
じょうみせ
)
のようにしなけりゃアいけやせんから、寒いのを辛抱して出て来たんですが、雪になっちゃア当分喰込みです」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“所”の解説
所(ところ)とは、特定の場所を指して称する呼び方。
(出典:Wikipedia)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“所”を含む語句
所為
何所
所有
所以
便所
所謂
此所
所業
所々
所爲
場所
所詮
他所
所作
御所
所天
所縁
一所
近所
台所
...