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所
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じょ
ふりがな文庫
“
所
(
じょ
)” の例文
都筑駿河
(
つづきするが
)
の役宅には例の
徒士目付
(
かちめつけ
)
が三人を待ち受けていて、しばらく一室に控えさせた後、訴え
所
(
じょ
)
の方へ呼び込んだ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
案内
(
あんない
)
の
猪飼八兵衛
(
いがいはちべえ
)
はかけもどって、
送
(
おく
)
りこまれた
徳川家
(
とくがわけ
)
の
家臣
(
かしん
)
三名、
槍
(
やり
)
ぶすまの間をとおってひかえ
所
(
じょ
)
に待たされた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三十三
所
(
じょ
)
と
彫
(
ほ
)
ってある
石標
(
せきひょう
)
を右に見て、
紺屋
(
こんや
)
の横町を半丁ほど西へ
這入
(
はい
)
るとわが
家
(
や
)
の
門口
(
かどぐち
)
へ出る、
家
(
いえ
)
のなかは暗い。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それでな、そのみやげにいちばんいい馬をもってきたものに、この
粉
(
こな
)
ひき
所
(
じょ
)
をあげる。そのかわり、この
小屋
(
こや
)
をもろうたものは、わたしを、死ぬまでやしのうてくれるのだぞ
かわいそうな粉ひきの若いものと小猫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
これまでの僕の知識によると、料理店の構造は、まず玄関を入ると、お
帽子
(
ぼうし
)
外套
(
がいとう
)
預
(
あず
)
かり
所
(
じょ
)
があり、それから中へはいると広間があって、ここで待合わせたり、茶をのんだりする。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
あなたの
控
(
ひか
)
え
所
(
じょ
)
へ
出張
(
でば
)
っていた
典医衆
(
てんいしゅう
)
は、なにがなにやらわからないが、とにかく、
呼
(
よ
)
び立つこえがしきりなので、
薬籠
(
やくろう
)
をかかえてその人なかへかけつけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
栄吉は問屋場の
御改
(
おあらた
)
め
所
(
じょ
)
になっている小さい高台のところへ来て、その上に手を置き、吉左衛門はまたその前の
羽目板
(
はめいた
)
に身を寄せ、
蹴込
(
けこ
)
みのところに立ったままで
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
もうなが年、こんきよく、おもたい袋をせなかにのせて、粉ひき
所
(
じょ
)
へかよっていました。
ブレーメンの町楽隊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
……とうとうたる
太鼓
(
たいこ
)
……
型
(
かた
)
のごとき
黄母衣
(
きほろ
)
、
赤母衣
(
あかほろ
)
、
白母衣
(
しろほろ
)
の
伝令
(
でんれい
)
三
騎
(
き
)
が、
番外
(
ばんがい
)
の五番
試合
(
じあい
)
を
各所
(
かくしょ
)
の
控
(
ひか
)
え
所
(
じょ
)
へふれて、
虹
(
にじ
)
のように
試合場
(
しあいじょう
)
のまわりを一
巡
(
じゅん
)
する……
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古市の出屋敷とは、つまり
出張
(
でば
)
り
所
(
じょ
)
のことだ。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“所”の解説
所(ところ)とは、特定の場所を指して称する呼び方。
(出典:Wikipedia)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“所”を含む語句
所為
何所
所有
所以
便所
所謂
此所
所業
所々
所爲
場所
所詮
他所
所作
御所
所天
所縁
一所
近所
台所
...