“ちょうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘲笑89.4%
寵妾2.4%
張昭1.9%
長嘯1.4%
弔鐘1.0%
張松0.5%
凋傷0.5%
嘲称0.5%
寵将0.5%
弔章0.5%
朝章0.5%
調爕0.5%
長昌0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで彼は、彼のめちゃな言葉を聞いて給仕ボーイ嘲笑ちょうしょう的な様子をしたのを、ひどく気に病みながらも、いて平気でいようとつとめた。
いわれなき講和、償われぬ要求であると、内閣不信任はかまびすしい喧噪けんそうとなった。寵妾ちょうしょうお鯉の家に大臣は隠れているといって、麻布の妾宅焼打ちを、宣伝するものがあった。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それに侍立する文武官の顔ぶれを見れば、左の列には張昭ちょうしょう顧雍こよう張紘ちょうこう歩隲ほしつ諸葛瑾しょかつきん虞翻ぐほん陳武ちんぶ丁奉ていほうなどの文官。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう一人は悠然ゆうぜんとしてズボンのかくしに手を入れ空を仰いで長嘯ちょうしょう漫歩しているふぜいである。空はまっさおに、ビルディングの壁面はあたたかい黄土色に輝いている。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
神山東洋の大きな声が弔鐘ちょうしょうのように無気味にとどろいた。
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「やあ、張松ちょうしょうか。いかなる自信があって、さような大言を吐くか」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そこへ参られたは、蜀の別駕べつが張松ちょうしょうどのではなきや」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、それで何時迄も済めば其様そんな好いことは無いが、花に百日の紅無し、玉樹亦凋傷ちょうしょうするは、人生のきまり相場で、造物あに独り此人を憐まんやであった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
綽名あだなには愛称あいしょう嘲称ちょうしょう蔑称べっしょうなどはあっても、敬称は稀れなものだが、宋江の場合は、すべてに衆人の畏敬がふくまれていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袁紹えんしょう将軍の寵将ちょうしょうで、武勇の誉れ高い兪渉ゆしょうという大将であった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幕僚は、その場で皆、喪章もしょうをつけた。——そして将軍旗の竿頭かんとうにも、弔章ちょうしょうが附せられた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その他哥舒翰かじょかんがその馬せき将軍の背に朝章ちょうしょうを加え、宋徽宗きそうがその馬に竜驤りゅうじょう将軍を賜うたなど支那にすこぶる例多いが
第七 窖蔵こうぞうノ氷雪夏月鳥魚諸肉ノ敗餒はいだいヲ防ギ水漿すいしょうヲ冷ヤシテ収儲しゅうちょときクコトヲ得イハユル氷雪冬時コレヲ蔵シ夏時コレヲ開キ食肉ノろく喪祭賓客用ヒザルコト無シコレまた輔相調爕ちょうしょうノ一事トコレナリ
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
中川長昌ちょうしょうは祖父の実家の姓と同家の菩提所長昌寺より、桂鷺北ろほくは曾祖母の実家姫路市砥堀とほりの桂家と、その土地が白鷺城の北といういわれ、そして久米長目というのは
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)