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寵妾
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ちょうしょう
ふりがな文庫
“
寵妾
(
ちょうしょう
)” の例文
彩画をほどこした
銀泥
(
ぎんでい
)
の襖、調度の物の
絢爛
(
けんらん
)
さ、いま大奥の一間に
囁
(
ささや
)
き合っているのは、家綱の
寵妾
(
ちょうしょう
)
お
通
(
みち
)
の方と、一人は久しく見えなかった姉の
光子
(
てるこ
)
の御方だった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いわれなき講和、償われぬ要求であると、内閣不信任は
喧
(
かまびす
)
しい
喧噪
(
けんそう
)
となった。
寵妾
(
ちょうしょう
)
お鯉の家に大臣は隠れているといって、麻布の妾宅焼打ちを、宣伝するものがあった。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
多くの
寵妾
(
ちょうしょう
)
をめぐって、君側の争いがからんでいるのだ。——これは何の縁故なく、一朝に身を寄せた光秀などが、どう憂いてみたところでどうにもなるものではない。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
照近江から初代お鯉が桂公の
寵妾
(
ちょうしょう
)
となり、二代目お鯉が西園寺侯爵の寵愛となった。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
また、
兪氏
(
ゆし
)
という
寵妾
(
ちょうしょう
)
にも、ひとりの子があった。
孫韶
(
そんしょう
)
、字は
公礼
(
こうれい
)
である。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“寵妾”の意味
《名詞》
寵 妾 (ちょうしょう)
気に入りの妾。
(出典:Wiktionary)
寵
漢検準1級
部首:⼧
19画
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“寵”で始まる語句
寵愛
寵
寵姫
寵児
寵臣
寵遇
寵妃
寵者
寵幸
寵用