“山島民譚集”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんたうみんたんしふ33.3%
さんとうみんたんしゅう33.3%
さんとうみんだんしゅう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河童かつぱの考証は柳田国男やなぎだくにを氏の山島民譚集さんたうみんたんしふに尽してゐる。御維新前ごゐしんぜん大根河岸だいこんがしの川にもやはり河童が住んでゐた。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(なにしろ河童の強敵に獺のいるなどということは「水虎考略すいここうりゃく」の著者はもちろん、「山島民譚集さんとうみんたんしゅう」の著者柳田国男やなぎだくにおさんさえ知らずにいたらしい新事実ですから。)
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「甲寅叢書」の第三冊目が私の河童の本すなわち『山島民譚集さんとうみんだんしゅう』である。これはずっと後に再刊したが、最初はやはり五百部しか出さなかった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)