“下民”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げみん54.5%
かみん36.4%
しものもの9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに南蛮宗は一切の施物せもつを受けず、かえつてこれほどこして下民げみん……いや人民の甘心を買ひ、わが一党の邪魔をすることもっとも奇怪なり。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
しかるにいま一時の術を用いて下民かみんぎょしその知徳の進むを待つとは、威をもって人を文明にゆるものか、しからざれば欺きて善に帰せしむるの策なるべし。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「今日も新聞で見りや、かゝあの正月のくびの飾に五千円とか六千円とか掛けるのだとよ、ヘン、自分の媽の首せエ見てりや下民しものものの首がはらなくてもいと言ふのか、ベラ棒め」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)