“めいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メイキ
語句割合
銘記38.5%
名器30.8%
明器23.1%
命旗7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されどこれ畢竟不具である畸形きけいである、食物のみ厳格なるも釈迦の制定したる他の律法に一も従っていない。特にビジテリアン諸氏よくこれを銘記めいきせよ。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
中からあがりのよいのを選び出しますと、本当に名器めいきと呼びたいものにめぐり会えます。時勢の流れが激しいのに、よくもこんな仕事がすたれずに続けられているものと不思議に思われるほどであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
申すも恐れある事ながら、御父重盛卿は智仁勇の三徳をそなへられし古今の明器めいき。敵も味方も共に景慕する所なるに、君には其の正嫡と生れ給ひて、先君の譽をきずつけん事、口惜くちをしくはおぼさずや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
物の数には入れるわけにはゆかないが、彼らの命旗めいきとする、名目人の源次郎少年を加えると、すでにここの半数は、武蔵の刀にあたって序戦のにえさらされ、惨たる血をここ一面に撒いてしまった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)