“暗紛”の読み方と例文
読み方割合
くらまぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手にたゝかひ居によりかくたすけんと存じ宵闇よひやみ暗紛くらまぎれに切付たるは女の聲ゆゑ偖は女房を切たるかと狼狽うろたへたる處に傍邊かたはらより男一人打て掛りしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
追掛おひかけ河原の方へ到り暗紛くらまぎれの出會頭であひがしらに切込たれば女のさけぶ聲に里を切しことやと驚きながら漸々やう/\くだんの男を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はき逃去にげさらんとする時馬鹿息子の五郎藏が小便におき戸惑とまどひなしつゝ暗紛くらまぎれに久兵衞へ突當つきあたりしかば久兵衞は驚きながらすかし見てモシ若旦那御靜おしづかに成れましと云ば五郎藏も大いに驚きヤア貴樣は久兵衞か草鞋わらんぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)