鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「後ろへ廻って、右逆手で切ると、あんな具合になるが、後ろから斬られながら、お政の手はどう伸びて下手人の髪を掴むんだ」
銭形平次捕物控:053 小唄お政 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「いいか。おぬしも考えてみろ……右の肩口から左の乳下へ、といえば、どうじゃな、その刀を握るものは逆手でなくてはかなうまい?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
半七捕物帳:28 雪達磨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
十文字を逆手に持って、上から突き伏せる形をしてみるのかと思えば、躍り上って空飛ぶ鳥を打って落すように変化しました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
赤ひげ診療譚:01 狂女の話 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
古事記:02 校註 古事記 (その他) / 太安万侶、稗田阿礼(著)
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大菩薩峠:09 女子と小人の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
銭形平次捕物控:141 二枚の小判 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甲斐は会釈して答えた、「涌谷さまの云われたとおり、事は極めて重大であって、どう動いても幕府に逆手を取られかねません、ただ隠密に陰謀を抑え、抑えて抑えぬく以外に手段はなかったのです」
樅ノ木は残った:04 第四部 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
銭形平次捕物控:141 二枚の小判 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
が、その叱責が無理であることは、叱責している兄自身がよく分かっていた。兄は、切腹する切腹すると叫びながら、幾度も短剣を逆手に持った。そのたびに温厚な弟が制した。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銭形平次捕物控:156 八千両異変 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銭形平次捕物控:048 お藤は解く (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)