“其屋”の読み方と例文
読み方割合
そこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……饂飩屋うどんやかどに博多節を弾いたのは、転進てんじんをやや縦に、三味線さみせんの手を緩めると、撥を逆手さかてに、その柄ではじくようにして、ほんのりと、薄赤い、其屋そこの板障子をすらりと開けた。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)