“あんばい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩梅68.3%
鹽梅10.8%
按排8.0%
按配7.3%
案排2.8%
案配2.1%
安配0.2%
案梅0.2%
病気0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好い塩梅に眠ったらしい悦子の寝息をうかがいながら起きて、もとの電灯のスタンドの横に置いてあるさっきの帳面を開けて見た。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「錢形の親分、飛んだ御苦勞だつたね。神田からわざ/\來て貰つたがそれにも及ばなかつたよ。宜い鹽梅に下手人の目星が付いてな」
しかしもう日本全国をあらかた遍歴して見たが、敵はなかなか見附からない。この按排では我々が本意を遂げるのは、いつの事か分らない。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ふふ、京伝という男、もうちっと気障気たっぷりかと思ったら、それ程でもなかった。あの按配じゃ、少しは面倒を見てくれるだろう。
曲亭馬琴 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
水車川向にあつてめかしい木立みにはれて案排蔦葛ふて具合少年心にも面白畫題心得たのである。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「そりゃ好い案配だ。亭主が自分でクッキングをやるんだから、ほかよりゃ少しはましかも知れない」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
水田のかぎりなく広い、耕地の奥に、ちょぼちょぼと青い小さなひと村。二十五六戸の農家が、雑木の森の中にほどよく安配されて、いかにもつつましげな静かな小村である。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
回想して「水の世話にさえならなきゃ如彼奴に口なんかかしや仕ないんだけど、房州の田舎者奴が、可愛がって頂だきゃ可い気になりゃアがってどうだろうあの図々しい案梅は」とお徳の先刻の言葉を
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
とにかく浪子さんが病気が悪い、というンで、まあ離縁になるのだ。いいや、まだ先方に談判はせん、浪子さんも知らんそうじゃが、とにかく近いうちにそうなりそうなのだ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)