“あんべえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩梅60.0%
鹽梅30.0%
按排5.0%
按配5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すっかり御無沙汰をしちゃった。お変りもないようで、こんな結構なことはねえ。ところで今日は少しお願いがあって来たんだが——、ちょうどいい塩梅あんべえだ、おしい坊も一緒に聞いておくれ」
半次はうるさいから、顏をそむけて通るといふ鹽梅あんべえ、これぢや仲良くなりつこはありませんね
「実は、村で噂しとるのは……兄さんには女が、でけとるちう話なんじゃ。寄居よりいの町かどこかにでも、囲うてあるような按排あんべえで……時々通うて行く姿を、見たもんがあるちう噂なんだ……」
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「あっしのところへ注進に来た時に、いつになく皺くちゃの手拭いを下げていたのが、ちらとあっしの眼について、それがどうも気になってならねえような按配あんべえだったのさ。」