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塩梅
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あんべえ
ふりがな文庫
“
塩梅
(
あんべえ
)” の例文
作「話したって
宜
(
よ
)
かんべえ、それで其の
蚊帳
(
かやア
)
質屋へ持って行こうって取りに掛ると、
女房
(
かみさん
)
は
塩梅
(
あんべえ
)
が
悪
(
わり
)
いし赤ん坊は寝て居るし」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「すっかり御無沙汰をしちゃった。お変りもないようで、こんな結構なことはねえ。ところで今日は少しお願いがあって来たんだが——、ちょうどいい
塩梅
(
あんべえ
)
だ、お
静
(
しい
)
坊も一緒に聞いておくれ」
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「おっ母さん
塩梅
(
あんべえ
)
はどうだね」
暗がりの乙松
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「殿様、
塩梅
(
あんべえ
)
が悪いそうだね」
赤格子九郎右衛門の娘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
塩梅
(
あんべえ
)
の
悪
(
わり
)
いので
彼
(
あれ
)
に逢いたいと存じまして、重三郎を少しの
間
(
ま
)
お暇を願いに遣りました処、
一昨日
(
おととい
)
出たぎり帰らねえとの御沙汰で恟り致しました
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「すっかり御無沙汰をしちゃった。お変りもないようで、こんな結構なことはねえ。ところで今日は少しお願いがあって来たんだが——、ちょうどいい
塩梅
(
あんべえ
)
だ、お
静
(
しい
)
坊も一緒に聞いておくれ」
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
塩梅
(
あんべえ
)
が
悪
(
わり
)
いから村の者は
見舞
(
みめえ
)
に行ったっても
宜
(
え
)
えが、それを行かぬてえから
大概
(
てえげえ
)
人の不人情も分っていまさア、
何
(
ど
)
うか寄って顔を見て
遣
(
や
)
っておくんなさえ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ちょうどいい
塩梅
(
あんべえ
)
だ、これからチョクチョク遊びに来るとしよう」
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兼「ありがてえ、
毎日
(
めえにち
)
斯ういう
塩梅
(
あんべえ
)
に
貰
(
もれ
)
え物があると世話が
無
(
ね
)
えが、昨日のは喰いながらも心配だッた」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ちょうどいい
塩梅
(
あんべえ
)
だ、これからチョクチョク遊びに来るとしよう」
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しの「さア
此方
(
こっち
)
へお上んなさいまし
私
(
わし
)
は少し
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くってネ、其処まで立って
往
(
い
)
くも
苦艱
(
くげん
)
でござえますから、何うかあんた此方へ這入っておくんなせえましよ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「そいつはいい
塩梅
(
あんべえ
)
だ、——お品さんを見なかったか」
銭形平次捕物控:088 不死の霊薬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
惣「もっと
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くなると困るよう、しっかりしてよう、多助
爺
(
じい
)
やアを連れて来ると
宜
(
よ
)
かった」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ちょうどいい
塩梅
(
あんべえ
)
だ。一緒に行ってみよう」
銭形平次捕物控:084 お染の歎き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くって
打
(
う
)
ッ転がって寝て居るでごぜえますから、私も
魂消
(
たまげ
)
て塩梅が
悪
(
わり
)
いかと尋ねますと、叔母さん面目ねえが勤めの中で
赤子
(
ねゝっこ
)
が
出来
(
でか
)
したよと云うから、私も魂消て
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「え、ちょうどいい
塩梅
(
あんべえ
)
で——」
銭形平次捕物控:012 殺され半蔵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そりゃア何うも先生の
前
(
めえ
)
でげすが、アヽやってお嬢さんもぶらぶら
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くッてお
在
(
いで
)
なさるし、何うかお気の紛れるようにと思って、
私
(
わっし
)
ア
身許
(
みもと
)
から知ってる
堅
(
かて
)
え芸人でげすから
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大分
(
でえぶ
)
顔の色が悪いが、詰らねえ心に成ってはいけませんよ、一人のお父さまを見送らねえ
中
(
うち
)
は
貴方
(
あんた
)
の身体では
無
(
ね
)
えから、
譬
(
たと
)
え
何
(
ど
)
んなに
厳
(
やか
)
ましいたって、お父さまが
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くなって
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わっち
)
がね、六間堀の伯母が
塩梅
(
あんべえ
)
がわりいので、
昨日
(
きのう
)
見舞に行って泊って、
先刻
(
さっき
)
帰
(
けえ
)
って見ると
家
(
うち
)
が
貸店
(
かしだな
)
になってるのサ、訳が分らねえから大屋さんへ行って聞いてみると、
兄
(
あにい
)
が今朝早く来て
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
長「
塩梅
(
あんべえ
)
がわるかったのだから仕方がねえ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“塩梅”の意味
《名詞》
塩 梅 (あんばい、えんばい)
料理の味加減。
物事や身体の具合や調子。
(出典:Wiktionary)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
“塩梅”で始まる語句
塩梅式