“身許”の読み方と例文
読み方割合
みもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「で犯行の手掛てがかりは? 被害者の身許みもとが分らないとすると、せめて、犯人の手口を示す、一寸ちょっとした証拠でも残ってはいなかったかしら」
さてその女の身許みもとであるが、それも案外に早く判った。その当日、駿河屋の養子の信次郎も、商売用で浅草の花川戸まで出向いた。
「わたしはゆだんをしたようだ。わたしは本隊の出発当日、身許みもとの知れない覆面の人物を本艇や僚艇に出入りすることを許したようだ」
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)